9月12日〜14日にアモイ(厦門)へ旅行した際に、アモイグルメの1つである沙茶面を超ローカル感満載のレストランで食べてきました。
この記事では、中国の食べログに似たアプリで現地の人から評価が良かった沙茶面のレストランをご紹介します。
中国では配達などで家で食べた時などの評価も含まれているので、評価が高い=綺麗なレストランとは限りませんが、中国のアモイ(厦門)や国内旅行をする現地の人と同じ生活体験をしたい人は挑戦してみてください。
ちなみに私も綺麗なレストランが好きですが、そこまで抵抗がなかったのは中国に住んだ経験がなせる技かもしれません…(笑)
この記事はこんな人におすすめ
- アモイでローカルグルメのお店へ行ってみたい
- アモイグルメの沙茶面ってどんな味なのか気になる
- アモイで美味しい沙茶面のお店を探したい
アモイ(厦門)グルメ「沙茶面」とは?
沙茶面はピーナッツソースに、エビなどの味噌を入れスープ状にしたラーメンのような食べ物です。沙茶は厦門あたりの言葉では、「サテ sa-te」ともいうらしいです。
沙茶面とは?
【日本語読み】
シャーチャーミエン
【中国の発音】
Shā chá miàn
当時福建省は最も早く外国に開港された地域で、華僑のルーツの地でもあります。厦門には華僑の人たちが港に多く集まり海外から伝来したものもよく知っていたとか。
サテの起源もマレーシアらしく、厦門に舶来品としてやってきた食べ物の1つ。アモイ(厦門)の他には、台湾やマレーシアでも食べられているようです。
参考サイト沙茶面 | 百度百科
沙茶面の具材は魚のつくね(団子)や海鮮などで、厦門では軽食の部類に入ります。ちなみに中国では軽食のことを小吃と言います。
辛さはあまりなくピーナッツ醬でまろやかなので、辛いのが苦手な人でも食べられます。
今回、沙茶面を食べたお店
今回沙茶面を食べに行ったのは、アモイの中心地で観光でも有名な歩行者天国になっている中山路の裏路地に行きました。
中国の食べログの大衆点評(大众点评 Dàzhòng diǎnpíng)で評判が良いところに行ったので、日本人向けと言うよりもローカル感が強いと思います。
多分日本のガイドブックにも載っていないかもしれません(笑)。
お店情報
お店の雰囲気
お店の雰囲気はとにかく中国のローカル感たっぷりです。入り口はとても狭く入るのを躊躇してしまいそうですが2階もあるので、勇気を振り絞って入ってみてください。
持ち帰りの人もいるため店先で調理するのが、中国スタイル(?)。
海鮮の具などはコンビニでアイスクリーム入ってるような冷蔵庫に保管されています。多分冷えている…はず!笑
衛生面が気になる方にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、お皿などは紙なのでその辺りはまだ大丈夫かもしれません。
1階は調理場が中心で一人で食べる用のカウンター席のみ、2回に空調が効いたテーブル席が3つほどあります。
1階で店員さんに注文をして、2階に上がって待っていれば料理を持ってきてもらえます。
おそらく家族経営なので、1階の奥でお父さんがご飯を食べてたりします。こういった部分も日本では考えられないかもしれませんが、中国ではよくみます。こんなローカルな感じも楽しみたい人には、うってつけの場所です。
頼んだ沙茶面と味
私たちが頼んだのは2種類の沙茶面で、オリジナルと海鮮の2つ(とビール笑)。ビール2缶と沙茶面2つで53元(約800円)でした。
- 经典沙茶面(ジンディエンシャーチャーミエン Jīngdiǎn shā chá miàn)
- 海鲜沙茶面(ハイシェんシャーチャーミエン hǎixiān shā chá miàn)
- 缶ビール2本
中国語の「经典」とはオリジナルの意味です。
海鮮とオリジナル沙茶面でスープの味は同じようですが、オリジナルの方が味が濃く感じました。オリジナルの方が塩気が強く、海鮮の方があっさりしていたように思います。
ピーナッツペーストが入っているのでどちらもまろやかで、香りも良いです。辛味が少ないので、辛い料理が苦手な人でも食べられます。
シンガポールにあるラクサに似ていて、ラクサはココナッツペーストの代わりにピーナッツペーストを使っている感じもあります。
生のニンニクがかなり入っていますので、気になる人は気をつけてください。
オリジナル沙茶面の具
- 豚の血を固めたもの
- 油揚げ
- 魚肉のつみれ(団子)
- 豚ロース
豚の血を固めたこんにゃくのようなものが入っていますが、血の臭さは気になりません。
台湾でも豚の血を固めたものを揚げた屋台料理を経験済みなので、私は何の抵抗もなく食べました。食感もちょっと固めでプリプリしています。味は特にありません。
海鮮沙茶面の具
- エビ
- 牡蠣
- はんぺん
- イカ
秘伝のタレ?で味変も
辛味が足りない人はこの秘伝のタレっぽいもので、味を足してもおいしいです。
中国ではお店で手作りしている調味料などが、各テーブルに置いてあります。手作りか分かりませんが、このお店も秘伝のタレっぽいものが置いてありました。
結構辛いので少しずつ足して、味を確かめながら自分好みの味を見つけるのも楽しいですよ。
厦門に行ったら沙茶面は必ず食べて欲しいグルメ
厦門は各国に渡った中国人たち、いわゆる華僑の街でもあるので中国料理とも少し違う料理を食べることができます。
沙茶面もその1つで、ピーナッツペーストをスープに使っている麺料理は中国でも珍しいので、厦門に行ったら絶対に食べて欲しい料理です。
辛いのが苦手な人も、ほとんど辛味は感じないので安心して食べることができると思います。ピーナッツペーストの良い香りや優しい味のスープも胃に優しく、ほっこりとさせてくれます。
このお店以外にも沙茶面は厦門はどこでも食べれますが、中山路付近が繁華街なのでお店も選びやすいと思います。
厦門に行く方は是非試してみてください。