アンコールワット観光で自称現地ガイドに高額チップを請求された話

2018年9月にカンボジアのプノンペンとシェムリアップへ、夫婦2人で旅行してきました!

カンボジアは人の笑顔が絶えない素敵な国だったけど、ん?と思うこともあり…

私たちはろくに下調べしてなかったら、「知らない」ことが原因で結構お金の面でトラブルがありました。

(調べなかった自分たちが悪いこともあったけど…(*´Д`*))

せっかくの旅行なのになんか不快な思いをして、旅行中に微妙な空気になるのとか嫌ですよね?

なので私たちが経験したアンコールワットでの自称現地ガイドによる高額料金請求事件について、書きたいと思います!

カンボジアは発展してきてはいるみたいですが、まだまだ途上国。

日本人はかっこうの金払いのいい客、と見られているのでカモにされやすい、と感じました。

これからアンコールワットに行かれる方はぜひ参考にしていただければ、いくらか私たちの心も和らぐと思います(笑)

 

アンコールワットで自称現地ガイドにぼったくられた!

シェムリアップには1泊のみの滞在だったので、旅行前に現地ツアーの予約サイトで専用車をチャーターしていました。

現地の移動に不安があったけど、各遺跡はプライベートな時間でゆっくり回りたいということで専用車のみをお願いしました。

しかしガイドを頼まなかったのが、当日アダとなってしまったんです。

 

実はアンコールワットへ行った時に、『自称』現地ガイドにかなり高額なチップを請求されるはめになりました(*´Д`*)

『自称』というのは、政府に登録された現地ガイドではなく、自主的に遺跡に入って勝手にガイドをしている人だったんです。

 

アンコールワットで近寄ってきた自称現地ガイド

△手前に写っている人物が『自称』現地ガイドくん

 

最初に話しかけられた時は適当にあしらうつもりでしたが、笑顔が素敵な上に彼のトークが異常にうまい。

英語と日本語を織り交ぜ、「ここで写真とるとめっちゃ綺麗にとれるよ!!」とどんどん勝手に案内されてしまいました。

 

良い感じのタイミングで「じゃっ」と別れようと思っていたのに、

「こっちだよ、こっち」と言われタイミングがわからないまま、ふよふよついて行ってしまいました( ゚д゚)

 

夫・私(…なんか怪しくね…???)

と思った瞬間を見計らったかのように、

  • 「日本語を今習っていて、先生が日本人なんだよ!」
  • 「おとといも日本人を案内したんだよ!」

と日本人知っているアピール…

しかもここで写真を撮るといいよ、とどんどん進みながら、2人の写真を撮ってくれる。

そして、アンコールワットに関する知識、歴史はものすごく詳しくて、本当に普通のガイドに劣らないくらいでした。

 

さすがに中盤で、

私「これってきっと無料じゃないよね…??」

夫「まぁ現地の価格だし、そんなに高くは請求されないでしょ…」

とお金の話をしましたが、まさかこの後、ばかっ高いチップを請求されるとは想像もしていませんでした(*´Д`*)

 

その後アンコールワットを見終わり、彼がなぜかお土産物やの飲み物をとって飲み始めました。

それを見た時、「きっとこうしてお土産を買わせてマージンをとっているんだ」と2人で話し、少しお土産を買うことに。

まぁこれで終われば、安いもんか…?

と、現地の衣装を70ドル(今思うとめちゃくちゃ高い!)で買いました。

 

しかし、最初に彼と会った地点に戻り、

「このツアーが楽しいと思ったら、ぜひチップを欲しい。」と言い始める彼。

 

私たちは、2人で20ドルくらいあれば現地価格で十分だろうと見込み、彼に話しました。

 

すると彼は、

「僕が他の人に話しているのは、1人30ドルが相場って言っている。だから2人で60ドルはどうかな?」

 

夫・私「えっ(*´Д`*)!!!」

そんなに現地でお金を落とすと思っておらず、あまり両替をしていなかった我々。

そこで、1人25ドルの50ドルを渡しました。

しかし、この後なんとなく二人でモヤモヤしました。

 

自称現地ガイドに高額チップを請求されて思ったこと

このことで、「もし先にお金の話をしてくれていたら…もう少し気分は晴れていただろうな」と思いました。

彼からしたら先にお金の話をしたら断られるから、後出しジャンケンのようなスタイルなんですが。

彼は騙そうとは思っていないのかな、というのは多々感じられました。

最後の最後まで「これで君たちが嫌な気分になったりしない?!!」と心配する自称現地ガイドくん。

まぁ本当の考え方は、本人に聞かないとわかりませんが( ゚д゚)

少なくとも私たちは、これが素の気持ちだと思いたいな、と思いました。

何万も取られたとかではなかったし、彼に案内してもらっている時は非常に楽しかったのは事実。

しかし、現地の物価から考えれば破格に高いわけで、その辺りを考えると「ぼったくり」の言葉がちらつきます。

個人で回ったのではわからない知識、アンコールワットの背景などはわかって満足度は高かった。

それだけに、余計に心にわだかまりが残ってしまいました。

彼はお金を受け取った後に、

「このお金で、もっと日本語を勉強して、もっと日本語で他の日本人にガイドできるようにするって約束する。

それで僕がお金を稼げるようになったら、絶対日本に行って、君たちのふるさとを訪問するよ!」

と言いました。

 

正直、いや日本に来てもらっても私たちのお金が戻ってくるわけではないし…

と思ってしまいました。

そんな自分の感情にも気づいて、さらにモヤモヤ。

 

楽しかったわけだし、本来の価値は提供された気がするから、適正な価値を受け取ったとも考えられる。

だけど、偶発的にこうしてお金を請求されると、なんだか騙された気分にもなる。

100万とかの不当に高額なお金でもないし、こんなことにモヤモヤしている自分ってなんか卑しいのか?

と、複雑な気持ちにもなりました。

 

あえて引っかかる手もあります(笑)

ここで私が強調したいのは、「全く準備をしていないで日本で手配するより高い金額を請求されたので、ぼったくられた感があった」ということです。

日本で見ていた現地ガイドは、専用車+日本語or英語ガイドつき8時間で90ドル(約1万円)くらいでした。

なので、やはり正規のガイドより金額は高いわけです。

しかしアンコールワットであった自称現地ガイドくん、非常に良い人であることは間違いがないと思います。

シェムリアップで育っているらしく、英語と日本語を織り交ぜて、かなり深い知識を話してくれます。

「僕は、アンコールワットの知識は誰にも負けないくらい持っているよ!!٩( ᐛ )و」

と、言っていました。

危害を加えたり、怒り出すわけでもない。ただ一心に、自分が大好きなアンコールワットをガイドしたい!そんな気持ちはとても強く感じられました。

だからこそこの記事を読んであえて彼に請求される金額が妥当という人は、彼に出会ったら是非引っかかってあげてください(笑)

我々が払っているお金で彼が生活しているのは間違いがないわけで、情熱をもった若い彼を応援したいって気持ちでなら、きっとお金に関してもモヤモヤしなかったと思うのです。

確かにあらかじめ手配していたのでは体験できない経験ができたのは、良かったのは確かなので。

旅行は一期一会と言いますが、今回は痛い目を見ながらも人生経験を積んだ旅行となりました(*´Д`*)

Aki

好奇心旺盛で思い立ったら何でも初めてしまう30代です。このブログはそんな私の旅行・美容・映画・ボトルアクアリウムなど趣味のことを記録しています。

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