クアラルンプールで観光に乗ったホップオンホップオフバスレビュー

先日マレーシアへ女一人旅に行きましたが、行ったことのない東南アジアって市内の移動手段を何にするか、迷いませんか?

タクシー?配車アプリ?電車?バス?

私は東南アジアではタクシーを乗るのに抵抗があり、クアラルンプールの主要な観光スポットを回ってくれるホップオンホップオフ(Hop-on Hop-off)という観光バスを見つけたので、実際に乗った感想をまとめました。

知らない場所への旅は土地勘もない上、治安上の問題も少し気になるし…と旅行前に心配になってしまいますよね。

私も海外自体は何度も行っていますが、個人で行く一人旅の時はちょっと不安になったりもします。

結果としては、クアラルンプールは治安もとても良く心配しすぎる必要はありませんでした。

ただ「ホップオンホップオフ」バスをクアラルンプールで初めて使い、便利なところとちょっとイマイチ?と思ったところをご紹介します。

 Hop-on Hop-off(ホップオンホップオフ)バスは観光客向けバス

ホップオンホップオフバスとはクアラルンプールの主要観光スポットを回る観光客用のバスです。

チケットの有効期限内であれば、どの停留所でも乗り降り自由なので、観光スポットから観光スポットを巡るのにはとても便利です。

  • 所要時間:2時間30分(1度も降車せず乗り続けた場合)
  • チケットの有効期限:2種類(24時間 OR 48時間)
  • 運行時間:午前9時から夜8時。最終乗車は夜7時
  • 運行間隔:30分前後
  • 車両:2階建バス
  • 24時間有効チケット料金:大人55RM、子供30RM
  • 48時間有効チケット料金:大人95RM、子供50RM

バスの車両は、ルーフトップで屋根なしと屋根ありバスの2種類。

タイミングによってどちらが来るかはわからないので、運次第ではありますが(笑)

クアラルンプールのホップオンホップオフバス(ルーフトップ)

ホップオンホップオフ(Hop-on Hop-off)バスはどこを回る?

私が旅行した2018年6月時点でのホップオンホップオフバスの路線図は、こちらの写真の通りです。

ホップオンホップオフバスの路線図

停留所に関しては23個あり、それぞれに観光スポットの近くで停車するようになっています。

路線図の赤紫の色がバスストップ、青い停留所はこの時閉鎖中でした。

旅行時のホップオンホップオフバスの路線図が気になる方は、公式ホームページで確認してみてください。

 

ホップオンホップオフバスの料金は安い?高い?

ホップオンホップオフバスのチケット料金ですが、さすがに観光客用なのでタクシーや電車、バスなどと比べてしまうと割高ではあります。

ただマレーシアの公共の電車やバスは日本に比べて、めっちゃ安い。

電車は1回乗るのに80円程度ですので、それとは単純に比べられないと思います。

クアラルンプールのタクシーも初乗り3〜6RMですが、白タクに捕まってしまったり、遠回されたりなどの心配もなく煩わしいこともないので特に高いとは思いませんでした。

タクシーに乗るたびに財布を出す手間もなく、財布を置き忘れる心配もないですから、メリットは多いかなと思います。

 

クアラルンプール観光にホップオンホップオフバスを使ってよかったと思ったこと

ホップオンホップオフバスを使ってよかったなと思ったことは、主にこちらの3つ。

  1. 観光客しか使わないから安心
  2. 2階建バスの屋上からの眺めが楽しめる
  3. 何も考えずに23個も観光スポットを回れる

私は旅行先の出費は、安心安全を優先にした方が良いな、と思っています。

女性だけ、女性一人の旅行は思いがけずトラブルに巻き込まれる可能性は高くなるので、特に注意しています。

観光客の利用が主なので安心

ホップオンホップオフバスのメリットの1つは、観光客しか使わないこと。

ローカルな人たちが危険というわけではありませんが、マレーシアのバスは時間帯によってかなり混むようでした。

こう行った混雑する車両に乗ると必ずスリの心配がありますし、乗っていても窮屈ですよね。

観光で来ているのにパンパンに混んだバスや電車に乗るより、ゆったりクアラルンプールの地を楽しんだ方が楽しいと思います。

私もホップオンホップオフバスに乗って2階建のゆったりした席から町並みを楽しめたので、とても満足度が高い旅になりました。

隣に人が座ることもほとんどないですし、のんびりと観光スポットを回ることができました。

2階建バスの屋上から町歩きでは楽しめない風景が見える

クアラルンプールのホップオンホップオフバスを使うメリット2つめは、2階建バスに乗れること。

街を歩いているだけでは撮れない写真や見れない風景が見れて、ちょっと違う雰囲気の写真を撮ることができました。

クアラルンプールタワーも下からではなく、途中の坂から見えるので、とても近くから写真を撮ることができます。

 

△至近距離のクアラルンプールタワー

クアラルンプールの観光スポット23箇所全て回れる

ホップオンホップオフバスを使うメリットの3つ目は、バスで効率的に観光スポットを回れることです。

クアラルンプールのガイドブックに載っているスポットにはほぼ停まるので、

「ちょっと見てみたいかも…」

「実際に降りるほどではないけど、写真だけ…」

と考えている場所もちゃんと訪れることができます。

降車しなければ2時間半で観光スポット全てを回ることもできるので、時間がなくて数カ所しか観光できない人にもオススメです。

クアラルンプール観光をホップオンホップオフバスを使ってデメリットだと思ったこと

クアラルンプールでホップオンホップオフバスを使ってデメリットだな、と思ったことは次の2つです。

  1. 時間によって渋滞に合う可能性がある
  2. 国立宮殿は降りない方が良い 

クアラルンプールの平日午後は渋滞に注意

マレーシアは車社会らしく、私も平日の午後2時ごろにホップオンホップオフに乗っていて渋滞にあってしまいました。

公式サイトにも観光バスは渋滞しない道を選んでいると書いていますが、それでも時間に気をつけないと渋滞の影響は受けると思います。

逆に私が利用した日曜日と月曜日の午前中はほとんど渋滞に合わなかったので、仕事が始まる月曜から金曜日の午後は特に気をつけた方が良いようです。

国立宮殿では降りないようにしよう

クアラルンプールの国立宮殿

ホップオンホップオフバスは国立宮殿の駐車場が停留所ですが、国立宮殿は中に入れる時期ではない限りこの門でほぼ観光は終わりますので、降りないようにしましょう。

なぜかというとホップオンホップオフバスは30分ごとの定期運行なので、1回降りてしまうと次のバスを待たなければいけません。

他の観光地は周りにお店や博物館、ショッピングセンターがあるので良いのですが、国立宮殿は観光が10分程度で終わってしまうのです(笑)。

私はうっかり降りてしまいバスもなかなか来ず、炎天下の中で45分くらい待ってしまいました(*´Д`*)

△写真の撮影テクを練習してみたり…笑

国立宮殿はタクシーをチャーターしてくる人が多いらしく、皆タクシーで来てドライバーさんに待っていてもらい、写真を撮り乗って来たタクシーで帰っていました。

周りに何もなく日陰になる場所もなく、暑いしやることないしでバスを降りたことを後悔しました(笑)。

ホップオンホップオフバスチケットはどこで買えるの?

ホップオンホップオフバスのチケットは、KLCCやブギッ・ビンタンなどの観光地にあるホップオンホップオフの乗り場で買うことができますし、バスの中にもいくつかの停留所ごとにチケットを確認する人が回ってきます。

  1. ブキッ・ビンタンのバス停(透明な派出所みたいなところ)
  2. スリアKLCC前のバス停(バス停の近くに座っているお兄ちゃん)
  3. マレーシアツーリズムセンターのバス停(同じく、普通のお兄ちゃん)
  4. バスの中

ブキッ・ビンタンが一番ちゃんとしたチケット売り場のようなオフィスがありました。

ツィンタワー近くのスリアKLCCとマレーシア・ツーリズム・センター(マティック、MaTic)は、小さいカウンターにスマホをいじったお兄ちゃんがいるだけの簡易売り場(笑)。

ツィンタワーからマレーシアツーリズムセンターは歩くと10〜15分ぐらいかかりますので、チケットが欲しい人はスリアKLCCで買うのがオススメです。

 

ホップオンホップオフの停留所&チケット購入場所

△マレーシアツーリズムセンター(MaTic)のバス乗り場はチケット購入も可能

最初買うか迷って声をかけたら、自分から買えるよーっとお兄ちゃんは言ってましたが、1度スルーしちゃいました(笑)

普通にスマホをいじっている、ジーパンにシャツのお兄ちゃんだったんですもの…

もし道端のスタッフからチケットを買った場合は、バスの中で正規のチケットに有効期限を打刻してもらい交換します。

2〜3停留所ごとにバスチケットを確認する人がバスの中を巡回してくるので、その際に交換で問題ありませんでした。

ホップオンホップオフバスのチケット

△日付、月、時間をパンチで穴あけしてもらったチケット。ここから24時間有効

私はこのチケットを交換する人が現れるまでに20分くらい乗っていてしまったので、ちょっとお得になりました(笑)。

もしバスチケットがなくてもバスには乗れそうで、その場合は巡回するスタッフ、もしくはバスドライバーに一声かけると良いと思います。

通常はチケット確認はほぼありませんが、ドライバーによっては乗るときにチケットを確認する人もいました。

他の欧米人などは、チケットを持たず乗って、あとからチケット買っているのを見ましたので問題はないかと思います。

クアラルンプールのホップオンホップオフバスは補助的に使うのがオススメ

クアラルンプールにある観光バスのホップオンホップオフバスは、1つの移動手段として補助的に使うと効率的に観光することができます。

観光客が中心の利用なので、現地の人たちの生活に巻き込まれることなく、ゆっくりと観光ができます。

また冷房も効いてるので暑さによる疲れを最小限にできますし、2階建バスからクアラルンプールの町並みを眺めることもできます。

ただ運行間隔は30分で平日の午後は渋滞に合う可能性もあるので、電車などの移動手段と組み合わせて使うのがおすすめですよ。

マレーシアに関する記事は、こちらにも書いていますので、旅行前の情報収集に、ぜひ参考にしていただけたらと思います!

Aki

好奇心旺盛で思い立ったら何でも初めてしまう30代です。このブログはそんな私の旅行・美容・映画・ボトルアクアリウムなど趣味のことを記録しています。

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